「何を読んでも全部同じような感じになってしまう」
「ナレーションのバリエーションを増やしたい」
という初心者向け、声のバリエーションに関する解説動画です。
1. 抑揚をつけない普通の読み方
2. 朗らかに
3. 元気よくハイテンションで
4. 力強く
5. アダルトで落ち着いたトーン
6. 誠実に、表情を抑えて
7. 語り掛けるように
8. 緊迫感 焦燥感
ソニック・ボイストレーニング・スクール
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高音発声のためのトレーニング
高音発声のためのトレーニングのひとつにミドルボイスってものがある。
鼻腔共鳴はミドルボイスに近づけるための予備訓練、基礎訓練みたいなものです。
最近では、「鼻腔共鳴は高音を出すための練習としては実は向かない」「共鳴と言う概念は古い」
という意見もありまるようです。実際のところはどうなのでしょう。
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発声の仕組み
楽器が発音するプロセスは大きく2つに分けられます。
1 物体が振動し音が生まれる
2 それが楽器内の空間に共鳴する
電子楽器を除くほぼすべての楽器はこの2つのプロセスを通ります。
さらに演者による「演奏」をそこに含めると3種類のプロセスが介在します。
1呼吸(振動させるエネルギーを与える、叩く、とか吹くとか、弾くとか)
2物体が振動し(弦とか革とかの鳴らされる側の振動)
3空間に共鳴する
歌唱になぞらえてみましょう。
1呼吸(声帯が振動させるエネルギーを与える)
2声帯振動(声帯の形状を変えることにより音程、音色を変える)
3空間に共鳴する(共鳴する器の形状を変えることができる)
ボイトレとはこの3つのいずれかのトレーニングを行っているわけです。
呼吸(姿勢、首の角度、筋肉の使い方、横隔膜、肋間筋、腹式胸式)
声帯振動(エッジボイス、声帯閉鎖、裏声の)
空間に共鳴する(軟口蓋、口の形、舌の位置)
誤解している人が多いようですが、鼻腔共鳴は実は2の声帯振動のレッスンです。
声帯の状態をコントロールすることで鼻腔に共鳴が集まりやすくするのが目的です。
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ではなぜなぜ鼻腔共鳴が高い声を出すのに有効なのでしょうか?
物体が振動して出す音が、高くなるには条件があります。
1ものが緊張する
2ものが小さくなる
1ものが緊張する
声帯 進展 引っ張って高くする筋肉は前部に集中していると言われています。
鼻腔共鳴をするときは い母音で行うことが多いです。 母音「い」は舌の前部が緊張するのが特徴です。
舌の前部が緊張=声帯の前部が緊張する=音が高くなる
逆に声帯後部の筋肉は、低さ、太さに関与していると言われています。
2ものが小さくなる
声帯後部の振動を制限する=声帯の振動するエリアが少なくなる=音が高くなる
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歌が手っ取り早くうまく聞こえるようにする、ちょっとイレギュラーな方法
発声のメソッドは色ありますが、正攻法の練習はすごく長い道のり。
しかし、この方法なら一瞬で最小限の努力歌の印象をアップすることができます。
ただ、これは短期的には効果がありますが、長い目で見ると論理的にはちょっと疑問の部分もありますので、誰にでも未来永劫おすすめできるわけではありません。
ボイトレのレッスンでは「やってはいけない」と言われることもありますが、即効性は確実にあります。
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1. 息をいっぱい使う
2. 大きな声で歌わない
3. 表情を付けない
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1. 息をいっぱい使う
歌の自信のない人は息を使ってない人が多いようです。
息がが続かないかも、という心配のせいで呼吸をケチケチしちゃうんです。
息は声のエネルギー
ポイント!
ブレスの音が耳障りなくらい歌い始めにいっぱい吸って フレーズ内で使い切る
メリット 声がいきいきと
デメリット つい吐きすぎちゃう
2. 大きな声で歌わない
息をいっぱい使うと声が大きくなりがち。地声のまま大声にすると力みが入って汚く聞こえることがあります。
でも息を混ぜると声帯の緊張が弱まり、声質にソフトさが増します。これは俗にウィスパーボイスといいます。
あえて効率を悪くする(これがレッスンで良くないと言われる理由)わけです。
当然効率が悪くなるので長期的にはおすすめできません。
メリット きれいに聞こえる
デメリット 輪郭が出ない、音程が取りづらい
3.表情を付けない
歌に自信のない人は声を真っ直ぐ出すことに不安があるひとが多いようです。
そこを表情を付けて不安定さをごまかそうとする
声の安定には息を安定して吐き続けることが必要ですが、姑息な表現をしようとするとその息の自然な流れを止めてしまいます。
ポイント!
ビブラート付けない 音を伸ばさない
メリット まっすぐ すなおに聞こえる 安定する
デメリット 一本調子に聞こえることがある
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日本語のピッチアクセント
今日は正しい日本語のピッチアクセントについてお話しします。
ピッチアクセントというのは単語内の各文字の音の高低変化のことです。
アクセントというと強弱のように思いがちですが、基本的には日本語はすべての文字を同じ強さ同じ長さで読みます。強弱の概念はありません。
「強弱の概念がない」というのはどう言うことかというと、強弱をつける位置や強さによって言葉そのものの意味が変わったり通じなくなることがないということです。
よくアクセントとイントネーションを混同している人がいますが、アクセントはイントネーションとは違い感情に左右されません。
高低アクセントは助詞を含む単語ごとに決まっています。
文中の例を見ながら確認していきましょう。
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サンプルテキスト
寒気を伴った気圧の谷が本州を通過し、その影響で雲の広がるところが多くなっています。
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まず最初の単語「寒気」の発音は頭高アクセント です。
基本的に、単語は単独で、読まれた時、必ず一つ目の文字と二つ目の文字の音程が変わる、という原則があります。
文節や文の最初の単語は必ずこの法則が、適用されます。
つまりここでは
「寒気」の最初の「か」を音程をあげるようにしましょう。
これをしないとまるで小学生が作文を読んでいるような稚拙な感じに聞こえてしまいますので、よほど特殊な効果を狙わない限りこのルールに従って読むのが良いでしょう。
アクセントのタイプは4種類あります。
平板と尾高、中高では、1つ目の文字より二つ目は必ず上がり、頭高では下がります。
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ポイント1
文節頭のアクセントははっきり付ける。
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次は助詞の音程についてです。
多くの場合、助詞は前の単語の、最後の音と同じ音程で、読みます。
直前の単語が尾高の場合のみ助詞は下がります。
例を見ながら解説しましょう。
「本州↑を」☓
「本州を」◯
「通過↑し」☓
「通過し」◯
このように助詞の音程が前の単語より上がることは、 通常の会話では起こる事ですが、ナレーションやアナウンスでは、感情的に聞こえすぎるため、よほど特殊な効果を狙わない限りしません。
ナレーションは多くの場合、スピーチや演説とは違い、話し手の感情を伝えることが目的ではなく、書かれた文章の意味を正確に伝えることが重要なのです。
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ポイント2
助詞は上げない
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文節の中にある意味の繋がりを持つ、修飾関係にある、単語のアクセントは消えます。
一つ一つの単語全てにアクセントを、つけると文全体の起伏がつきすぎて大意がつかみにくくなります。
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ポイント3
文中のアクセントは消える。
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次は音の長さについてです。
日本語では、一つのひらがなの持つ長さは基本的に同じです。
全ての文字を同じ長さ、同じスピードで読むようにしましょう。
特にこのように助詞を伸ばすと多くの場合、感情的で、子供っぽい印象になってしまいますので、助詞は伸ばさないようにしましょう。
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