高い声をきれいに出すトレーニング その一
今日はボイトレでよく行われる練習の一つをご紹介します。
エクササイズ「裏声と実声をつなぐ」
さてここで
「裏声とは何か 実声とは何か」
「表声と地声と実声とはどう違うか」
「ヘッドボイスと裏声とはどう違うか」
「心のある裏声とはなにか」
という問題が出てきます。これらについては今日は言及しません。また次の次回に。
母音「う」で五線上のDとかEあたりの裏声を出す
徐々に音程を下げていきます。
う母音でできたら次は あ母音でできるようにします。
次は逆に低い音程から表声のまま音を上げる練習をします
今度は高い裏声から低い表声に「うー」と声を伸ばしたままスムーズにつなぐ練習をします。
徐々に音程差を少なくしていきます。
1五線上のDとかEあたりの裏声を出す
通常男性は記譜よりオクターブ下で歌いますが、この場合は女性男性同じキーで始めます。 ねらいによって様々な母音を使います。 ブレイク(裏声と表の境目で声が出にくくなること)させないためには私はレッスンでは「う母音」をよく使います。
2徐々に音程を下げていきます。
オクターブ下のEあたりで,出し方がよくわからなくなったり出なくなって表声になったりしますが、ここは裏声のまま下げられるようにじっくり練習します。 男性の場合その下のAくらいまで下げられます。
3う母音でできたら次は あ母音でできるようにします。
う より あ の方が少し難しいです。
4次は逆に低い音程から表声のまま音を上げる練習をします
五線下第三間のGくらいから始めます。女性は実音男性はそのオクターブ下です。 徐々に音程をあげます。 男性はE~F# 女性はG~B♭くらいが表声の限界です。
5高い裏声から低い表声に「うー」と声を伸ばしたままスムーズにつなぐ練習をします。
途中で途切れないように。 ポルタメントなどを使うと良いです。 上のC(裏)から下のC(表)などのようにします。
6徐々に音程差を少なくしていきます。
最終的に同音程で裏声〜表声 境目ができないように声を伸ばしながら変化させます。
この練習により
高い声が苦しそうにならない
音程が上がるにつれスムーズにヘッドボイスに移行できる
実声音域で表声が固くならない
声が柔らかくなる
という効果が期待できます。
さらに興味のある方はこちら
高い声を出す&FAQ
http://www.sonic-voice.com/method.html
ソニック・ボイストレーニングスクール
http://www.sonic-voice.com
コメントを残す
会議に参加してもらえますか?お気軽にご質問・コメントなどを入力してください!